老朽化した道路の舗装補修工事を車両交通の安全のために行いました。
工事名：戸塚区品濃町地内ほか1か所舗装補修工事
発注者：横浜市戸塚区戸塚土木事務所
竣工日
2023年9月29日
場所
横浜市戸塚区品濃町
施工内容
舗装補修工事
施工延長149ｍ、道路幅3.3ｍの老朽化した道路を補修することで車両交通の安全を図る工事です。本工事では切削オーバーレイ工を採用し舗装補修工事を行いました。
工事内容：舗装換え工583㎡、切削オーバーレイ工2032㎡、区画線工（中央線）200ｍ
舗装版を剝がしやすくし、施工範囲外の舗装を傷めないために舗装版用カッターを使用して舗装切断を行います。
（舗装版切断 L＝6.75ｍ、ｔ＝5ｃｍ）
切削オーバーレイ工は比較的損傷が小さい場所を補修する際に行う工法です。既設の舗装を削り取る重機（路面切削機）を使用して舗装の表層（5ｃｍ）を削ります。
また、削終了後は設計通りの厚さで切削できているか計測します。
（切削オーバーレイ工474㎡、ｔ＝5ｃｍ）
アスファルトを敷き均す重機（アスファルトフィニッシャー）を使用して新しい舗装5ｃｍ（1層）を敷き均します。アスファルトの敷き均し前には切削面とのなじみをよくするためにアスファルト乳剤（タックコート）を散布しています。
（密粒度Ａｓ改質Ⅱ型使用）
アスファルトの敷き均し後、専用の重機（ロードローラー）を使用して1回目のアスファルトの締固めを行います。さらに2回目の締固めにはタイヤローラーを使用します。締固め終了後は設計の厚さに敷き均しができているか厚さを計測します。
（密粒度Ａｓ改質Ⅱ型、1次転圧、出来形検測）
舗装工事完了後、区画線の引き直しを行います。（写真は停止線）
区画線工終了後、専門業者による平坦性の試験を行い、舗装にたわみがないかデータにして管理を行います。また、舗装工事完了後は設計通りの厚みに仕上がっているか確認を行い、専門業者が締固めが十分であるかを管理します。
（区画線工：中央線、外側線、停止線298ｍ、平坦性試験、コアー抜取り）
切削オーバーレイ工完了後、舗装の安全性確保のため滑り止めの目的で薄層カラー舗装を行います。施工範囲内に樹脂を散布し、滑り止め骨材の接着を人力で行います。骨材散布後は骨材が均一になるように余分な骨材を回収します。
骨材表面を守るためにトップコート材を塗布します。完了後、品質確保のため専門業者によるすべり抵抗試験を行い所定のすべり抵抗値を確保しているか確認します。
舗装補修工事完了です。
